うつ病と不安障害

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不安障害ってどんな病気?

人は誰でも不安になるときはあるものです。しかし、不安障害の不安感の度合いはとても大きく、通常は不安を感じない状況でも、耐えがたい不安感に襲われます。うつ病と不安障害はとても深く関係しており、うつ病によって不安障害が併発したり、不安障害がうつ病の引き金になる事も多いです。不安障害は、人によっては呼吸困難や、動悸が激しくなるなどの身体的な症状が現れて生活に支障が出てしまいます。

不安障害とうつ病の関係

うつ病は、脳の前側にある「前頭葉(ぜんとうよう)」の機能障害が原因と言われています。一方、不安障害は不安を感じる機能を持つ「扁桃体(へんとうたい)」の障害と言われています。そして、この前頭葉と扁桃体は「セロトニン神経」によってつながっていますので、どちらかに障害が起こったときに併発する可能性が高いのです。

不安感が強くなると、外出や対人関係が億劫になり、うつの症状である不安や焦りが強く現れるようになります。そして、パニック障害などの不安障害を引き起こすというように、とても深く関係しています。

不安障害の原因

経験や、思い込みなどによって、神経伝達物質である「ノルアドレナリン」と、「セロトニン」のバランスが崩れることが原因と言われています。

不安障害の種類

全般性不安障害

理由もないのに常に不安になる。通常の不安のように一時的な症状ではなく、いつまでも不安が続くのが特徴。慢性的な不安によって、不眠や焦燥感などの様々な身体症状が現われる。


パニック障害

不安に襲われることで、突然動悸が激しくなったり、呼吸困難、発汗、めまいや手足のしびれなどの身体症状が現れる病気。特徴としては、検査をしても特に異常が見当たらないことが多く、発作を繰り返します。


社交不安障害 (SAD)

かつては社会不安障害と言われ、英語表記の「Social Anxiety Disorder」を略してSADとも呼ばれる。人前で極度に緊張してしまい、赤面、発汗、唇の乾きなどが症状として現われるケースも多い。あがり症や対人恐怖症に近い病気です。本人はつらいのですがなかなか人に分かってもらえない病気の一つです。


心的外傷後ストレス障害 (PTSD)

対処能力を超えた衝撃的な出来事を体験したときに、脳に外傷記憶され、その後頭の中で何度もフラッシュバックされる。不安や不眠、悪夢に悩まされる毎日をおくり、生活に支障が出るケースも多い。


強迫性障害

無意味な行為と分かっていながらも、気になってしまい何度も同じ病気を繰り返してしまうことが特徴。戸締まりや忘れ物、ガス栓の閉め忘れなどが気になり、何回も確認してしまう。エスカレートすると生活に支障をきたす状態になります。本人も何とか気にするのをやめたいと自覚している場合も多く、治療時には周りの理解も必要です。


特定の恐怖症

特定の恐怖症も不安障害に分類されます。高所恐怖症や対人恐怖症、閉所恐怖症、男性恐怖症など様々な恐怖種があります。